横浜FC

2025横浜FC・夢で逢えたら supported by LAND in 横浜市立宮谷小学校

  • ホームタウン活動報告

2025.10.31 Fri

10/21(火) 横浜市立宮谷小学校

今シーズン4回目となった今回の「夢で逢えたら」は、横浜市立宮谷小学校6年生を対象に実施しました。6年1組に鈴木武蔵選手、2組にルキアン選手、3組に室井彗佑選手、4組に石井僚選手が教壇に立ちました。鈴木選手、ルキアン選手、石井選手は初めての「夢で逢えたら」となりました。

鈴木武蔵選手

小学生の時、ハーフという理由でいじめを受けていたという鈴木選手。

つらい日々の中で大きな支えとなっていた大好きなサッカーは、様々なスポーツを経験した中で一番楽しくて好きだったから始めたそうです。「やりたいことをとことんやっていい。」夢を叶えるためにも、人生を楽しむにも、自分の個性を大切に、自分の「好き」や「やりたい」に自信を持ってほしいと伝えました。

好きなことに対して努力を続け、プロサッカー選手という夢を実現した鈴木選手は、「どんな仕事でもトップに立つ人は並々ならぬ努力を積み重ねている。でも、たとえそこまで到達できなくても、好きなことのために歩んだ道のりは、忘れられない経験になる。」と自身の経験を振り返りながら語ってくれました。

長く夢を追い続けるほど、失敗や不安に落ち込むことも多くなります。しかし鈴木選手は、「挫折は人生においての過程でしかない。大事なのは失敗から何が足りなくて何を頑張るべきか考えたり、解決策を行動に移したりすること。人生で悪い波が来たとしてもそのようなことができれば成長につながる」と挫折の乗り越え方を教えてくれました。

 

ルキアン選手

ルキアン選手が生まれ育ったのはサッカー王国ブラジル。

サッカーが極めて身近な存在であるからこそ、子どもの将来の夢でプロサッカー選手が最も人気を誇り、プロを目指す子どもたちの数が非常に多いそうです。ルキアン選手もまた、その夢を抱く一人でした。

幼い頃から、厳しい競争の中でプロサッカー選手になるという夢を叶えるために、ひたむきな努力を重ねてきたと言います。しかし、プロサッカー選手を目指す中で壁にぶつかることが何度もあったそう。それでも努力を続けることができたのは、絶対に諦めなかったから。

児童による夢の発表では、憧れの選手をロールモデルに、自分もいつか絶対にサッカー選手になると信じて諦めなかったことが夢に繋がったから頑張ってほしいと児童たちの背中を押しました。

最後は、児童たちから総合の時間で取得したという手品のプレゼント!サプライズの手品に驚きつつも大喜びのルキアン選手でした。

室井彗佑選手

室井選手は小学生の時、2人のお兄さんの影響でサッカーを始めました。

クラブチームに所属後、一目置かれる存在となった室井選手は中学生の時にJクラブのユースチームから声がかかったそう。「絶対受かる」と周りの期待を背に受けたセレクションは不合格。挫折した室井選手が諦めずに「プロサッカー選手」という夢を追い続けることができたのは、

「好きなこと、得意なこと、自分の武器を見つけること」、「諦めずに挑戦してみること」、

「迷ったり困ったりしたら周りに相談してみること」を大切にしていたからだと言います。

自分を信じて努力を続け、苦しい時に1人で抱え込まず周りの力も大切にしていた当時の自分を語りながら、プロサッカー選手になるまでの道のりを教えてくれました。

また、積極的に夢についての質問する児童の皆さんに、室井選手もひとりひとりに対して丁寧に応えていました。

石井僚選手

日本代表の試合を観たことがきっかけでプロサッカー選手の夢を持った石井選手。夢を叶えるために自身が意識していたことを話してくれました。

 

①楽しむこと
努力を継続するためには楽しむことが大切。
たとえ夢が叶わなかったとしても、夢に向かって懸命に努力したその時間が、決して苦しいだけのものにならず、「人生において楽しい時間だった」と振り返ることができるように、常に楽しむ姿勢を大切にしてほしい。

②夢を周りに伝えること
自分の夢を周りの人たちに公言することが、夢を叶えるための第一歩。そうすることで、実現しなくてはならないという責任感と適度なプレッシャーが生まれます。そのプレッシャーこそを、「絶対に夢を叶えるんだ!」という、強いエネルギーに変えていってほしい。

最初は手をあげて発言する事や、友達みんなに自分の夢を発表する事に抵抗があるようでしたが、石井選手の話を聞いて、たくさんの児童が夢ときっかけなどを自分の言葉でしっかり話してくれました。

 

児童感想(一部抜粋)

・続けている習い事で上のクラスに行けなくて悩んでいたけど、もっと頑張ろうと思えた。
・自分の夢について向き合うきっかけになった。
・(今取り組んでいることに対して)毎日信じて練習して夢を叶えたい。

 

「夢で逢えたら」とは

「夢で逢えたら」とは、三浦知良選手(アトレチコ鈴鹿に期限付き移籍中)がヴィッセル神戸在籍時の2003年2月にスタートし、横浜FCでは2006年から実施しています。現在は選手たちが継承して横浜FCホームタウンプロジェクトとして、児童との対話を通じ夢を持ち続けることの大切さを伝えることを目的として、小学校の授業の時間をお借りして選手自身が子どもたちに向け授業を実施する取り組みです。
「夢で逢えたら」は「児童たちが自分の夢を言葉にすることで自信をもってもらうこと」「プロとして活躍する選手たちとの出会いを通して、夢に向かって努力することの大切さを伝える」。そして、選手自身もオフザピッチの場所でテーマに沿って話をしたり、人に伝えることで「自己のスキルアップ」としてもらい、その先のスポーツの普及へ繋げるなどをねらいとしています。

 

◆協賛:
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宝製菓株式会社