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4月10日 湘南ベルマーレ戦監督記者会見



横浜FC
信藤健仁監督

[試合所感]
結果的には引き分けですけれども、勝ち切れれば問題はないんですね。ですけど、今我々は目指しているものというのは、きちんとしたビルドアップ、そして速いパス回し、そしてフィニッシュまでという1つのスタイル確立のためにここ8試合やってきました。で、間違いなく進化しているのは事実です。で、これは単に日本で言う、数字上の勝ち点3、伸びがあれば6という風にジャンプアップしていかないことで、今ファンの人たちはひやひやしているかもしれないんですが、私たちはこれまでの8ゲーム、全て同じサッカー、同じスタイル、全て誰が入ってきても同じサッカーができる環境を着実に実らせています。で、今日のゲームもロングボールに対する選手達の対応、それからその後の、言ってみるともう少し速いパス回しで展開できればいいんですが、ですけれどもそういう状況も選手達が自立を目指して受けながら、そしてチャンスには攻めながらということは、着実にやってくれていると思います。まあ、(勝ち点)3は欲しいのはやまやまですが、これは必ずついてきますし、ここまで見て、私たち横浜FCが、これは私の、もちろん今の段階で勝ち点3がポンポンポンと来ないのは私に全部振りかかってもらってかまわないのですが、この1年間、私が就任してからの数ヶ月間に、じゃあ我々のチームより上はどこなんだと。これまやってみて、福岡とセレッソ大阪、これは間違いなくタレントは数段上のものがありました。それに私たちは引き分け。で、選手達に教えなければ行けない部分、これはその他のチーム、間違いなくサッカーの形としては我々の方が上、でも勝負どころを取るか取らないか、それをみんなが感じて、みんながその時に力を発揮できて、いままさにその状態に入っていると思います。今日のゲームもそうだと思うんです。昨シーズン10月28日、ベルマーレと対戦して0-5。今日2-2、あわよくば勝ち。間違いなく、次へ向けて行っていると思います。いいダービーだったと思います。これからもこの方向性、そのままでやって行きたいと思います。ありがとうございました。
[質疑応答]
——今日の試合は、サッカー内容としての評価というのはあると思うのですが、失点がミスによるものであることについては、勝ち切れない原因の1つだと思うのですが、いかがでしょうか?
そうとも捉えていないんですけれどもね。ただ、そういうピッチの上を分けてみると、今日小野信義がミスパスした部分。これはセーフティーにいくぎりぎりのところですよね。でも裏を返してみると、次にそこで相手を引きつけて展開できるようになると、相手の人数を減らすことができる。そのぎりぎりのラインなんで、今そこで、制限をつけるのが良いか悪いかというと、私はまだそこを大きく、現象を捉えてミスを大きく(捉え)やってはいけないという風にはしたくないです。肌で感じて覚えて行く。そこを早く修正しろと言われて、現象を捉え始めたら、私はこのチームは次へ行けないと思っていますから。
——今日の1点目は随分きれいなゴールでしたが、あれに対する監督の評価は?
あれは当たり前の我々のプレーで、コンビネーションプレー、3人、4人を絡めての攻撃の形、バリエーションはいくらでもありますよ。それを、相手がいるんで、どうやって出せるか。で、フィニッシュして、ゴールをゲットしないことには得点にはならないんで、何度もあってそういうチャンスをモノにできるように、今力を蓄積している最中だと捉えています。
——ここの何試合かずっと、後藤選手を途中で内田選手に代えていますが、その狙いと、後藤選手のコンディション、つまり90分持たないということなのか、それとも別の狙いがあるのか?
まず1つは後藤を90分出したいけれども、出して次ぎに影響があるのであれば抑えなければいけないというのが1つ。それからもう1つは、今度は若手の選手に経験を積ませて、どんどんと、ここ数年で大きく横浜FCは花を開かせなければいけないんで、そこまでのつなぎはきちんと持っておかなければいけないと思うんですよ。で、後藤があと2年後で、40歳で90分やってくれればそれが一番いいんですけれども、そうもいかないでしょ。だから少しづつ内田を使ってみたり、それから今日の小野智吉を使ってみたり、それから1年間やってなかった小野智吉、1年間やっていなかった臼井幸平がこれだけのことができるという。だから私たちは勝ちを取りにはいかなければいけないけれども、それ以上にチームをうまくレベルアップさせるための、自信を積ませて、経験を積ませて、確信させていかなければいけないんで。そういう意味では、内田も臼井幸平も小野智吉もそうでしょ。それから、佐藤正美もそう。そういう使い方。それから(吉武)剛も。だからあれですよ、間違いなくそこは人と人との絡みです
——後半最後の方なんですけれども、後ろからのビルドアップが少しもたつく、ばたばたするような点があるんですけれども、それは体力が落ちてきてスピードが落ちているのか、あるいは構造上の問題なのか、少し前に残って止まっているシーンがあったのですが。
そこは、この数試合で守備への切り替えや攻撃への切り替えはすごく速くなっているんですけれども、あの時間帯、前の選手は残って勝負を賭けたいという思い、それからビルドアップする方は、体力的という問題ではなく、多くの選手が打撲をしたり足が限界に近い状態になったり、そんな中での集中力の問題。もう1つ大きな問題があるんですよ。湘南のフィジカル非常に強いですよ。何度も何度も跳ね返されて、センターに入れることができない、サイドから行かなければいけない。そういうところで、精度を高めなければいけないという時に、起こる現象。もうびっくりしました今日の湘南ベルマーレ。これをもっとうまく使うと本当にいいチームになる。あれだけのタフな選手をどこにも配置していると、ロングボールを仕掛けてもこっちは必死だし、で、ロングボールは効かなくなるし。そういうところですよ。
——進化の過程がどのくらいまで上がっていて、今何点ぐらいでしょうか?
今ね、最初、去年どんなにやられたって構わないという積極性を出したでしょ。それが天皇杯までの我々。それから天皇杯で少しグループワークを取り入れながら、できるだけ勝って行きたい。FC東京を含めての戦いの中で、グループワークで相手を切り崩して行く。でも攻撃だけ。でも、今度オフから明けて、今年多少リスクマネージメントも入れながら、グループでの攻守の切り替えということに入ってきて、で、今日実は(勝ち点)3を絶対に取らなければいけないゲームとして捉えたのね。これはベルマーレさんには申し訳ないんだけれども、何故かというとグループとしての仕事ができる我々と、今からグループにして行くベルマートだったら、チームとしての達成度としては私たちの方が上なんですよ。そしたら勝ち切らなければいけない。そこの責任は私が負うんだけど。だから、今日我々は勝ち切るためのグループの仕事の段階に入っているから、ステップとしては5段階に来ている。で、次にこれを勝ち切れるところに、みんなが勝負どころ、勝負のコツをつかんだときに、次のステップに上げていくんだけど。間違いなく、これから後はどの相手とやっても、混乱してやられるような状況は、横浜FCにはないですよ。これはもう断言します。去年は、混乱というより、やられるときはどうぞというのがあったでしょ。でも今からは混乱して、どうしようかとチームが迷うことはない。そんな状況です、今。でも、ベルマーレ(の選手)は本当にいい選手がいる。


湘南ベルマーレ
田中孝司監督

[試合所感]
最初の立ち上がりからいいリズムだったんですけれど、逆に1回の攻めで点を取られてしまって、その後も大した攻めじゃないんですけれど取られてしまったというところで。まあ、2点ビハインドをなんとか1点取って、後半またいいリズムで行ったんですけれども、またちょっとこう、うちの選手が手を使ったり、なんかクレームというかアピールしたりして、レフェリーにだいぶイエローを出されてしまって、ゲーム的にはチームとしてはあまり良くないなと思うんですけれども。後半10人になっても前に攻めているし、非常に選手に感謝しています。最後までひるむことなく前に出て行って、シュートまで行っていましたから、そういう意味では良くやってくれたと。まあ、結果は出ませんでしたけれども、この3試合は非常にこう、ゲームの内容的には良くなっているんで、あとは点をどう取るかという工夫をしなければいけないなと。まあ、横浜さんも要所要所のいい攻撃がありましたけれども、なんとか防げたんで、2-2で引き分けで終わることができたと。今日は選手に対しては、勝ち負けについては言えませんけれども、プレーに関しては非常に良くやってくれたと思います。
[質疑応答]
——5引き分けになるわけですが、それをどう捉えているのか。勝ちきれないのか、あるいは...
あの、2ゲームが10人でやらなければいけないような状況で、それと最初退場者が出て、新潟の試合もそうですが、11人でやれればまだ可能性はあるのかなという気はしますけれども、どうしても最後の思いきりとか最後の決断とかいうところにまだ躊躇があるなと。それで、やはり点が取れていない時というのはどうしてもフォワードが焦ってしまうし、いくら冷静に見ろといっても、そこまで経験のある選手が前をやっているわけではないんで。まあ、栗原あたりがもうちょっと前で絡めると、いいんですけれども。まあ今日はそういう意味ではシュートの精度とかいうのがもうちょっと上がれば、勝ちきれるんじゃないかなと。本当に引き分けばっかりでファンの皆さまには申し訳ないんですが、ただサッカーそのものは、スタートに比べると非常に前向きになっていますんで、そのあたりでどこかで結果を出していかなければいけないなという風に思っています。
——出だしの方、少し声が出ていなくてチャカ(パラシオス)が怒鳴るシーンが多かったんですけれども、エンジンが途中からかかった感じですが、いかがですか?
今日ですか?今日は、あの最初の勢いはあったはずですよね。例えばヤス(高田)がシュートに行って。その後に1点入れられたシーンを考えると、そこらあたりが声が、要するにチャカが。白井が前に出て行かなければいけないんですけれども、そこをちょっと出ていかれなくてやられてしまったと。2点ともちょっとしたミスなんですけれどもね。そういう意味ではチャカも、今までは途中でちょっと気を抜いたようなこともあったんで、話をして最後まで集中してやってくれと。そうしたらあれだけに声を出してくれたんで、あれがやっぱり選手みんなが声を出せるようになればね、もうちょっとこう、お互いに理解し合う、コミュニケーションがとれるようになるんじゃないかな。そうすれば、小さなミスはだいぶ防げるんじゃないかなと思うんですけれども。おっしゃる通り、後ろから声を出さなければいけないなというのは、我々も感じています。



[ハーフタイムコメント]
横浜FC
信藤健仁監督

・相手ロングボールの出所のアプローチとディフェンスラインのコントロール
・早いボールでのビルドアップ
・守備への切り替えの意識とプレスのタイミングをのがさない。
・積極的に次の得点を狙う。
湘南ベルマーレ
田中孝司監督

サッカー自体は悪くない。でも攻めている時にディフェンスは集中すること。
今のリズムを大事にして点を取ろう。



[by松尾真一郎]

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